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Early life
美しかった母。授業参観の時など、母が来るのが楽しみでした。
母が教室に入ると場が華やいで、子ども心にいいなあと思ったものです。
もう一ついいのが母の手料理。野菜を美味しく食べるための自家製ドレッシング、おばんざいの数々、スウィーツ類。パン。魚をさばくのも上手いし魚料理だけでもあげたらキリがありませんが、同級生もその味を覚えていてくれて、今も美味しかったとよく声をかけてもらいます。
でも、私に最初に火を使わせてくれたのは祖母でした。ハンバーグに入れる玉ねぎを1時間くらいかけてじっくり弱火で全身を集中させて注意深く炒めさせられ、うちわであおいで粗熱をとったものです。パン粉も手作りさせられました。これは母にだったか、給食の残りのパンの始末として。始末料理については、またどこかでゆっくりと。
(思えは会社社長だった伯父は味噌や醤油から作るというし、糠床も絶やさず続いているようだし、検事の叔父も出汁のとり方は料理本を出せるほど上手いし、お土産にもらったイチジクのお菓子やトマトソースも最高に美味しかった。奥様も薬味の使い方がお上手。)
親戚の竹林の話。
栗拾いの話。
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